小林よしのりVS香山リカのきわどい論戦 「アイヌ問題」巡りエキセントリックな発言も

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「精神科医にかかってください」と皮肉?

   小林よしのりさんは結局、「もう表現の弾圧だよな」と苦笑して、アイヌが民族であることを認めなかった。香山リカさんは、「私の力足らずで、小林さんの主張を撤回してもらえず残念です。悔しいです」と返すなどして、長時間の対談が終わった。

   香山さんは、「創」3月号の自らの連載「『こころの時代』解体新書」でも、対談のことを書いている。そこでは、小林さんが2人のスタッフを連れてきたため、「学生が就職活動で言う『圧迫面接』とはこんな感じなのか」との感想を持ったと明かした。さらに、小林さんやスタッフは、対談直後からブログやツイッターで香山さんに批判的な意見を言い始めたとして、その言動に疑問を投げかけている。

   一方、小林さんは3月号の発売日にブログを更新し、香山さんが連載で書いたことに対し、「アンフェア、あるいは『卑怯』と言える」と批判した。それは、「印象操作をして、読者に自分の正しさをアピールするため」だと考えるからだという。スタッフ同席を「圧迫面接」みたいだと香山さんが漏らしたことについては、「笑ってしまう言い訳ですが、勝負にこだわりすぎて、緊張してたんでしょうね」と揶揄した。さらに、「被害者意識が強烈な人だなあ」として、「悪いこと言わないから一度、精神科医にかかってください」と皮肉めいた言葉をつづっている。

   こうした「暴言」とも捉えかねない発言について、香山さんは、2月9日夕現在でツイッターなどでは特に触れていないものの、対談について香山さんを支持する声を盛んにリツイートしている。

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