NHK「移転」で渋谷に激震? どうなる「村ごと移動」

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過去には築地市場の跡地も候補に・・・

   NHK放送センターの建て替え・移転については、2011年ごろから検討課題にあがっている。NHKの籾井勝人会長も、2014年1月には「2020年はわたしの目標だが、本当にできるかどうかは時期的にはなかなか難しい。ただ、建て替えなくて、直下型地震が来たといって、放送ができなくなると我々の義務を遂行できなくなる」と語っていた。

   日本テレビやTBS、テレビ朝日といった在京キー局が続々と新社屋に建て替え・移転するなか、NHK放送センターは最も古い東館が間もなく半世紀を迎えるなど、さすがに老朽化が目立ってきた。

   また、衛星放送の開始や地上放送のデジタル化といった業務拡大で社屋が手狭にもなっている。2016年の東京五輪招致の際に、築地市場跡への移転プランが持ち上がったが、五輪招致の失敗で流れてしまったこともある。

   新センターは免震機能を強化するほか、「8K(スーパーハイビジョン)」などの次世代放送への対応を図るとされる。NHKは建物関連費用が約1900億円、番組制作の設備関連費用が約1500億円の、総額約3400億円の建設費を想定しており、2014年度末見込みで約1000億円をすでに積み立てている。

   NHKはJ-CASTニュースの取材に、「建設予定地については何も決まっていません」と話すが、2015年1月30日付の産経新聞などによると、「立地のよさなどから神宮前が選ばれたとみられる」としている。完成は2025年を予定。ただ、現在地での建て替えの可能性も残されているという。

   インターネットには、

「渋谷じゃなきゃダメな理由ってなに? 地方でいいんじゃない」
「渋谷のどこにそんな土地があったの? そっちのほうが驚きだよ」
「NHKは大きくなりすぎた。建て替える前に公共性のある部分と商業放送の部分などに分けるべきだろう」
「今の場所でいいじゃん。何で移転する必要ある」

といった声が寄せられている。

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