4割がトンネル、iPhone 5sは圏外になる
新たに開業する金沢-長野のうち、約4割がトンネルだ。黒部宇奈月温泉駅を越えたあたりからトンネルが増え始め、糸魚川駅から先は「ほぼトンネル」だと言っても過言ではない。上越妙高駅周辺では一瞬だけ一面の雪景色を楽しめたが、直後に日本で4番目に長い飯山トンネル(22.3キロ)に突入。再び外は真っ暗になった。乗客が気付くのは難しいが、飯山トンネルは30パーミル(水平距離1キロあたり標高が30メートル上がる)という新幹線有数の「急勾配地帯」でもある。
列車は11時30分に長野駅に到着し、ゆるキャラやキャラバン隊の出迎えを受けた。
前出のように車両のシートピッチが広い分、テーブルを出して作業したりする際に余裕が出たように感じられた。ただ、トンネルの中では携帯電話(記者はソフトバンクのiPhone 5sを使用)が圏外になるので、PCで作業していてもメールを送ることができない。トンネルが少ない区間や停車駅での短い時間を狙って通信するなど、一工夫が必要そうだ。