すき家、「牛すき鍋定食」並盛りを648円に値下げ

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   牛丼チェーン「すき家」は2015年2月6日から3月末まで、「牛すき鍋定食」の並盛りを86円安い648円で販売する。また、提供の仕方も変更し、客が生の牛肉をテーブルの上で煮込む形式ではなく、従業員が調理したものを販売する。

   これは「すき家の鍋フェア」として行うもので、「豚肉豆腐チゲ鍋定食」も86円安い648円の設定となる。調理した商品の提供を決めたのは、「すぐに食べたい」という客の要望に応えたものだという。

   「牛すき鍋定食」といえば14年1月に販売が開始され大人気となったが、仕込みや調理など作業が多いとして従業員の不満が爆発、アルバイト不足に陥り一時的に閉店する店舗が相次いだ。販売は3月末で終了したが、この「牛すき鍋定食」を発端に「ワンオペ」と呼ばれる従業員1人での店舗営業や、過重労働といった問題がクローズアップされ、第三者委員会を立ち上げて運営の改革が求められることとなった。

   「牛すき鍋定食」は14年11月から全店舗で販売が再開され、ゼンショーHD広報によれば、価格を前回から100円値上げし680円としたため客離れが起こる不安もあったが「売り上げは堅調な推移になっています」ということだった。今回「牛すき鍋定食」の値下げによってお客が押し寄せたとしても対応は大丈夫か、との質問には、14年11月の再開にあたって従業員の教育と訓練をしっかり行い、また、従業員の意見を真摯に聞き取り入れているため、以前のような混乱はないはずだ、としている。

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