恵方巻の商品化は「ファミマが先」
ちなみに恵方巻の販売自体は、セブン-イレブンよりもファミリーマートのほうが先だった。広報担当者によれば「1983年に大阪府と兵庫県で販売したのが最初です」とのこと。ただ全国販売については、日本マーケティング研究所のレポートに「ローソンが01年、ファミリーマートが03年から全国発売で追随した」とあり、コンビニではセブン-イレブンがいち早く始めたものと見られる。
調査会社「マイボスコム」が毎年実施しているアンケートでは「恵方巻を知っている」という人の割合は07年に90%を超え、14年には96.8%(10658人中)に達した。「食べたことがある」という人の割合も05年には約半数だったが、14年には75.9%(10314人中)にのぼっている。
特にここ数年は「恵方巻商戦」が盛り上がりをみせ、メディアもこぞって「変わり種」などを取り上げている。ツイッターやブログでも芸能人が「食べた」報告をするなど、関西発の風習は着々と定着しているようだ。