人質事件を起こした過激派組織「イスラム国」について、イスラム教礼拝所などで作るモスク・マスジド代表者会議は2015年2月1日、その名称は妥当ではなく、イスラム教とは区別されるべきことを確認した。
名称問題では、会議に参加した礼拝所「名古屋モスク」は、この過激派はテロ行為を禁じたイスラム教の教えとはまったく異なるとして、メディアなどでの名称変更をサイト上で求めていた。名称にイスラムという言葉が入るために、本来の平和なイスラム教が誤解され、イスラム教徒への偏見は深刻だと訴えている。
なお、自民党では、イスラム国の名称を使わず、「ISIL」または「いわゆるイスラム国」と呼ぶことをすでに申し合わせている。