フランス南西部アングレームで2015年1月29日に開幕した国際漫画祭で、「AKIRA(アキラ)」の作者・大友克洋さん(60)が最高賞を受賞した。
欧州最大級の規模を誇り、42回を数える漫画祭で日本人の最高賞受賞は初めて。
最高賞はフランス語圏を中心とした約3500人の漫画家らによる投票でまず3候補を選出、さらに約1600人が2度目の投票を実施し、決定された。大友さんは漫画祭の公式サイトに「信じられない気持ちで驚いている。受賞を励みに作品をつくっていきたい」というビデオメッセージを寄せた。
「AKIRA」は1982年に漫画雑誌「週刊ヤングマガジン」(講談社)で連載開始。第3次世界大戦後の「ネオ東京」を舞台に超能力を持つ少年らを描いた。