厚生労働省が2015年1月30日に発表した14年の有効求人倍率(平均)は、前年比で0.16ポイント上昇し、1.09倍となった。バブル経済末期の1991年の1.40以来、23年ぶりの高水準で、1.0倍を上回ったのは2007年の1.04以来7年ぶり。
また、14年12月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.03ポイント上昇の1.15倍と大幅に改善。3か月連続で上昇した。14年の有効求人倍率はすべての月で1倍を超えた。
一方、総務省が同日発表した労働力調査によると、2014年の完全失業率(平均)は前年比0.4ポイント低下の3.6%に改善した。
また、14年12月の完全失業率(季節調整値)は、前月比0.1ポイント低下の3.4%で、2か月ぶりに改善した。男性の完全失業率は3.6%で、前月より0.2ポイント改善。女性は3.2%で、前月より0.1ポイント悪化した。