回転ずしチェーン「スシロー」が2015年1月半ば頃から多くの店舗で「フライドポテト」の販売を休止している。
ファストフード各社はアメリカ西海岸の労使交渉の影響でじゃがいもを安定調達できない状態が続いている。日本ケンタッキー・フライド・チキンが1月22日、フライドポテトの販売一時休止を発表しただけでなく、バーガーキングやサブウェイもメニュー変更を余儀なくされている。一連の騒動は「ポテトショック」と呼ばれ、話題を集めた。
スシローも「ポテトショック」の影響を受けたのだろうか。
1月半ば頃には公式ホームページのメニュー一覧からも姿消す
スシローのフライドポテトはサイドメニューの中でも108円(税込)という手頃な値段ながら「あまりにもウマい」と人気を博した。インターネット上では「ポテロー」の愛称で呼ばれ、訪れると必ずオーダーする定番メニューとして親しまれていた。
しかし、今年に入り、突然店内に「販売休止」と「販売再開時期の未決定」を知らせる紙が貼り出される。1月半ば頃には公式ホームページのメニュー一覧からも姿を消した。
これをうけ、ツイッターでは、
「ポテロー。・゜・(ノД`)・゜・。」
「ポテローが...ううっ」
「スシローのポテト食べてみたかった」
「ポテトの無いスシローなんてクリープを入れないコーヒーのようなものだろ」
など悲しみの声で溢れた。
「スシロー」を運営するあきんどスシロー(大阪府吹田市)によると、フライドポテト販売休止の理由はやはり「ストの影響」だという。
在庫を抱えるごく少数の店舗で現在も販売を続けているものの、実質的には「販売休止」状態と明かした。じゃがいもの調達が安定すれば販売再開の可能性はあるが、今のところ未定だそう。
店内に貼り出された告知文については「本部の指示ではなく、各店舗の店長さんのご判断で行われたものだと思います」と話している。