高齢女性を殺害した疑いで2015年1月27日に逮捕された名古屋大学の女子学生(19)のものとみられるツイッターアカウントが発見された。事件当日には「ついにやった」との書き込みもあり、愛知県警は関連を詳しく調べている。
残されているツイートからうかがえるのは、大量殺人事件や残忍な少年犯罪事件に対する強い関心だ。
ツイッターユーザーと「好きな犯罪者」で盛り上がる
報道などによると、女子学生は14年12月7日、自宅アパートで名古屋市千種区の無職・森外茂子さん(77)の頭をおので数回殴るなどして殺害した疑い。調べに対し「1人でやった」と容疑を認め、「幼い頃から人を殺してみたかった」などと供述しているという。本人のものとみられているツイッターには12月7日に「ついにやった」と事件を示唆するような書き込みがあった。
女子学生がツイートしたとみられる270件余りのツイートには、凶悪殺人事件に対する強い興味が顕著に現れている。
「今日は麻原彰晃が逮捕された日です」「今日は津山三十人殺し事件が起こった日です」などと事件発生日や逮捕日を知らせるだけでなく、「今日は加藤智大さんの誕生日です。皆さん祝いましょう」と秋葉原通り魔事件犯の誕生日をアナウンスする投稿まである。
とりわけ、神戸連続児童殺傷事件の犯人「酒鬼薔薇聖斗」に対しては強い思い入れがあるようで、「7月7日!!酒鬼薔薇聖斗くん32歳の誕生日おめでとう♪」とお祝い。酒鬼薔薇聖斗の発言などを紹介する「bot(ボット)」アカウントにもメッセージを送り、返信がくると「返信もらえた死ぬほど嬉しい」と喜んだ。
ツイッターユーザーとの会話では「自分は今でもオウム好きですよ」「宅間も良いが、自分は加藤智大のほうが好きかな」「好きな犯罪者が一致していますね」と殺人事件犯の「好み」で盛り上がることも少なくなかった。