ソニーが12万円のウォークマン、2月発売へ 史上最高価格に「高すぎる」の声も

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「スマホで十分」の声も

   ここ数年でハイレゾ対応のオーディオ機器が相次いで登場しており、携帯音楽プレーヤーもハイレゾ対応が進みつつある。スピーカーやヘッドホン、イヤホンにもその影響は及んでおり、ソフト面でもハイレゾ音源の配信が盛り上がりをみせている。NTTドコモも2014~2015年冬春モデルのスマートフォン7機種とタブレット2機種をハイレゾ対応にするなどハイレゾ関連市場は拡大しつつある。

   ソニーはハイレゾ対応のオーディオ製品の裾野を広げようと、2014年9月に2万5000円前後のウォークマンAシリーズを発売し、売れ行きは上々だという。「日本国内ではソニーのオーディオ商品に占めるハイレゾ商品の比率を約30%にまで高めている」(幹部)のも、ハイレゾを軸にオーディオ事業を復活させたいとの思惑があるからだ。

   今回の最上位機種の投入でハイレゾへの関心を一層高めたいところだが、携帯音楽プレーヤーそのものがスマホに取って代わられつつあるなかで、どこまで消費者にアピールできるかは未知数だ。ネット上には「あまりにも高すぎる」「俺の耳で聴き分けられる自信がない」「ウォークマンは移動中に音楽聴くためものでは。そんな高音質いらない」「スマホで十分」「ソニー、ずれている」といったなかなか厳しい指摘も並んでいる。

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