列車の警笛装置のカバーを接着剤で塞ぐ トンデモ「撮り鉄」にJR東日本「刑事告訴も検討」

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   鉄道ファン「撮り鉄」がまた、とんでもないことをやらかした。運転士がいる先頭車両のタイフォン(警笛を鳴らす装置)のカバーの部分に接着剤を塗ったのだ。列車が出発する際にこのカバーが開き、警笛が鳴るが、「撮り鉄」にはカバーが空いている状態はダサいということらしい。

   接着剤を使って塞いでいる写真がツイッターで拡散され、騒動となった。「犯人」と思われる男性はツイッターで、「作業員の許可をもらった」などと弁解したが、JR東日本は否定している。

「感謝されることはあっても自分を非難する奴は偽善者」

カバーが空いているとダサい!?(画像はツイッターより)
カバーが空いているとダサい!?(画像はツイッターより)

   2015年1月24日午後7時40分少し前、福島県のJR東日本「郡山駅」でのことだ。

   「犯人」とされる男は自身のツイッターにこんなことをつぶやいた。

「手術完了」
「あーちゃんとタイフォンが閉まってくればいいな」

   これだけでは何のことかわからない。午後8時半を過ぎ、数枚の写真がツイッターを通じて拡散された。郡山駅で男が午後7時41分発の「快速あいづライナー5号」の先頭車両のタイフォンに、何か細工のようなことをしている姿だった。

「タイフォンいじくって、安物の瞬間接着剤で開かないようにしてる」

という告発だった。

   これがネット上で騒ぎに発展すると男は、タイフォンのカバーが開くと被写体としてダサいため、閉じたままでいてほしいというのが多くの「撮り鉄」の願いだとしたうえで、接着剤で塞いだことを感謝されることはあっても自分を非難する奴らは偽善者だ、などと持論を主張。そして、「作業員にいいって言われたし」と、JR職員に許可をもらっていると説明した。中には、ツイッターで「タイフォン閉めてくれるとかめちゃくちゃありがたい」などと賛美するメッセージを送る人も現れた。

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