イチローを待ち受ける「マイアミの受難」 格安契約、バックアップ要員の現実

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   イチローの行き場所がようやく決まった。2015年1月25日に米国メディアが伝えたものだが、レギュラー候補ではないという。

   期待度は年俸が目安である。イチローとマイアミ・マーリンズの契約は、年俸200万ドル(約2億4000万円)というが、現地の報道は厳しい。

高齢になると毎年球団が変わるのは宿命

マーリンズの公式サイトではトップニュースだが、契約会見はまだ
マーリンズの公式サイトではトップニュースだが、契約会見はまだ
「マーリンズは外野のレギュラーが決まっている。イチローは、いわゆるバックアップ要因だ」

   つまり、レギュラーが故障などアクシデントがあった場合に使う、という位置である。昨年のヤンキースと同じような状態とみていい。

   ちょっと前、青木宣親が14年のワールドシリーズを制したサンフランシスコ・ジャイアンツと1年、470万ドル(約5億6000万円)で契約したばかり。イチローはその半分にも満たない条件だ。

   大リーグにおけるイチローの評価は決して低くない。ネックになっているのは41歳の年齢だ。いくら走攻守がよくても、常時出場の大きな期待はかけられないし、しかも長打力を求められる外野手とあればなおさらだ。

   どんな優れた大リーガーでも、高齢になると1年ごとに球団が変わる。これは宿命で、より戦力の弱いチームにケースが多い。

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