「笑っている間に人質が殺されてしまう」
「フランス・インター」はフェイスブックでも、記事を投稿している。ただ読者からは、「笑っている間に人質が殺されてしまう」と悲観的な反応もあった。別の投稿者は、フランスメディアが以前、東京電力福島第1原発の事故処理が完了していないにもかかわらず東京五輪を誘致した日本に対する風刺画を掲載し、日本側が抗議しても撤回しなかったことに触れて、「日本もすべてを笑い飛ばす術を学んだのだろう」と皮肉っぽくコメントした。
中東のメディア「アル・ジャジーラ」英語電子版は1月21日付の記事で、コラ画像について「一部の人は不快に感じ、人質の命を脅かすものだと考えている」と報じた。そのうえで、ツイッターに寄せられた日本人の賛否の声を紹介している。そこには、「『ISISクソコラグランプリ』に参加した愚かな日本人は謝罪すべきだ」「これぞイスラム国に対する最良の抵抗」といったツイートが転載されていた。
カナダのメディア「サン・ニュース」の記事にも、読者から意見が寄せられている。「津波に放射能拡散...何が起きても日本人のユーモアと精神力は強い」という評価もあるが、「罪のない2人が斬首されると予告が出ているのに、冗談を飛ばしているとは」とあきれる人もいた。