東京・下北沢(世田谷区)にあるライブハウス「下北沢屋根裏」が29年の歴史に幕を閉じ、2015年3月いっぱいで閉店する。
ファンはもちろん、ミュージシャンからもメッセージが送られ、相次ぐ都内のライブハウス閉店に悲しむ声も多い。
ミッシェル、ゆら帝らがライブを行った
下北沢屋根裏は公式ホームページで1月23日、
「下北沢にオープンして以来およそ29年間、皆様にご愛顧を頂きまして今日まで営業して参りましたが、諸般の事情により2015年3月31日をもちまして下北沢屋根裏は閉店する運びとなりました。長きに渡り本当に多くの出演者の皆様、お客様、関係者の方々にご支持を頂きながらこのようなご報告をせねばならないこと、そして急なお知らせになってしまいましたことを深くお詫び申し上げます」
と発表した。
同店は1975年、渋谷に「屋根裏」として創業。RCサクセションやTHE BLUE HEARTS、浜田省吾さんらがステージに立った。86年にいったん閉店し、現在の下北沢に移転。THEE MICHELLE GUN ELEPHANTやゆらゆら帝国、THEATRE BROOKなど多くの人気バンドが出演した。
ファンからは「えっ!?屋根裏なくなるのか...さみしいな...」「どんどんなくなるよ、青春が...」「毎週のようにライブ行って、毎晩朝まで飲み明かしたなぁ」と突然の閉店を驚き、残念がる声が多い。
神聖かまってちゃん・ボーカルの子さん「お疲れ様です!」、東京事変・元ベース亀田誠治さん「うーむ、これは寂しい」など、同店とゆかりのあるミュージシャンもツイッターなどでメッセージを寄せた。
LOST IN TIME・ボーカル海北大輔さんは「無くなるのか。まじか」と驚く。
「沢山の思い出をありがとう。 何年もずっとご無沙汰してた自分としては、今は結局これしか言えないかな。 今まさに屋根裏で歌っているってバンドのみんなにこそ、『俺ら下北沢屋根裏出身です!』って胸を張って、これからも歌って行って欲しいな。 下北沢も、変わっていくなぁ」