女優の中山美穂さん(44)との離婚から半年余り。フランス・パリでシングルファザーとして生活している作家の辻仁成さん(55)の好感度がアップ、じわじわと女性票を集めている。
ツイッターで発信している、愛する息子「十(じゅう)くん」(11)との心温まるエピソードや、インスタグラムなどで公開している愛情たっぷりの手料理が女性陣のハートを掴んでいるようだ。
「ぼくの家族と一緒に住んでね、と言われた」
2014年7月の離婚成立前後には、一部報道により「中性化」「女装癖」といったマイナスイメージまでついてしまった。ところが最近では、日々更新しているSNSのおかげもあって、そのイメージもほぼ払拭された感がある。SNSからは仕事と家事をしっかりこなす様子だけでなく、子育てに奮闘する「イクメン」ぶりが存分に伝わるのだ。
ツイッターには日常的に「十くん」が登場し、
「自分の将来について語ってた。ぼくの家族と一緒に住んでね、と言われた。ありがたいけど、少し離れた町で暮らすよ、と言っといた。笑」「十君は、たった今、今日も最高に楽しい一日だったよ。パパありがとう、と言い残して寝ました。笑」
といった親子の仲の良さがうかがえるエピソードが紹介されている。
インスタグラムなどにアップされるシェフ顔負けの料理写真も好感度アップに大きく貢献している。写真だけでも腕のいいことはよく分かるのだが、辻さんならではのアレンジや豆知識が女性陣をさらに驚かせているようだ。
「昨夜のハヤシライスに牛乳、カレー粉を加えまして、トマトカレーに変身させてみました」「硬くなったバケットは、表面をささっと水で濡らしオーブンに、再び柔らかくなります。笑」といった具合で、料理好きからも支持されている。現在では週刊誌「女性自身」で「ムスコ飯」と題したコラムも連載中だ。
こうした辻さんの顔を知った女性たちからは、
「息子さんへの愛が溢れてて感動する。今までイメージだけで勘違いしてたな」「辻仁成毎日息子のことツイートしてるし本当に結婚したい...」「なにこれ??初めて辻仁成を好きになった。ちゃんと地に足の着いた人だよ」
などと好意的な声がいくつも上がっている。SNSのフォロワーも着々と増え、好感度は増す一方だ。
料理は離婚前からずっと作っていた
ただ、当の辻さんは「料理頑張ってますね」といった声に戸惑っているらしい。2015年1月20日に都内で行われたイベントに出席した辻さんは、
「『料理頑張ってますね』ってよく言われるんですけど、料理って昨日今日でうまくなるもんじゃないので。...あんまり言えませんけど、ずっとしてました。まぁでもぼくは料理が好きだから、好きな人が料理をするっていうことで」
と、離婚前からずっと料理を作っていたことを明かした。
「イクメンパパ」との呼び声も高いが、「子育て」をしているという意識もないそうだ。1月18日のツイッターでは「子育て、とおいらは思っていません。一緒に生きてる。むしろ、二人三脚かな。息子に支えられてる」などと綴っていた。
なお、元妻の中山さんは音楽家の渋谷慶一郎さん(41)と交際中だ。14年10月には肩を寄せ合う2人のラブラブ写真が渋谷さんのインスタグラムで公開され、話題となった。辻さんはこの際、息子が間違えて写真を見てしまわないように、息子のiPadをすぐに隠したと「ムスコ飯」の中で明かしている。それでも2人の交際自体に反対しているわけではなさそうで、20日のイベントでは「幸せになってもらえたら」とエールを送っていた。
一方、自身の再婚の可能性については「ないですね!」と即答。今後もシングルファザーとして息子と2人、二人三脚で歩んでいくつもりのようだ。