ネットカフェを利用しながら逃亡4日
逃亡生活が始まったのは14日未明。11日付で公開されたいわゆる「つまようじ混入動画」で注目を集めた少年は、東京都三鷹市の自宅から「逃亡宣言」を投稿し、生活保護費として手に入れたと称する7万4000円を手に行方をくらました。
まずは神奈川県内に移動したと見られ、橋本駅で「市橋達也になった気分」などとうそぶいたのち、川崎市内のスーパーで再び異物混入を行っている。この日は夜になるまで動画撮影を繰り返していた模様だ。
翌15日には、さまざまな地点で撮影した動画を立て続けに投稿した。品川に向かう電車に乗っていたかと思えば、羽田空港で万引きをし、さらには成田空港に現れる、といった具合だ。捜査をかく乱する意図があったと見られるものの、警察などは映りこんだ時計や電車などから、動画の撮影時刻と投稿時刻に「時間差」があることを早々に見破っている。
その後、再び川崎市へ移動し、所持していたゲーム機を売却して逃走資金に充てるとともに、川崎駅前にあるネットカフェに入店し、ビールを飲みつつ、自分の事件に関するネット上の書き込みなどを確認して一夜を過ごした。