2015年1月17日始まったセンター試験の国語の問題文に、ツイッターなどを取り上げた文章が使用され、注目を集めた。
出題されたのは評論家・佐々木敦氏の『未知との遭遇』(筑摩書房、2011年)の一部分で、ツイッターなどで「ちょっとしたつぶやきに対して、『これこれはご存知ですか?』というリプライを飛ばしてくる」ような「教えてあげる君」などの存在を切り口に議論を展開している。この部分がツイッターユーザーの共感を得て、試験直後から大きな話題となった。
佐々木氏はツイッターで、「どんな設問だったんだろ。なんだか申し訳ないですね。そもそも俺が正解できるのかという、、」とつぶやいた。また、「他の試験問題とかもそうだったのでセンターも同じだと思うんだけど、試験問題に使われる場合、受験終了後にしか連絡は来ない。後から許諾と使用料的な書類が届く(たぶん)。でないとホラ、僕がどっかで喋っちゃうかもしれないでしょ。著者のことも信用してないんですよ(それが正しいと思います)」とも述べた。
なおこの出題の影響か、同著はAmazonでの売り上げランキングが急上昇しており、18日午後現在「社会一般」ジャンルの1位となっている。