土田晃之「あそこがジャイアンツみたいになって」
一方で芸能界からは、フジの復活を願う声も出てきている。お笑い芸人の千原ジュニアさんは1月3日にNHKで放送された「新春テレビ放談」でフジテレビについて語った。テレビの今後について語り合う中で千原さんはフリップに「きっかけはフジテレビ」と書き、
「ぼくは今回まじめに芸人として『きっかけはフジテレビ』(と言いたい)です。本当にこれに尽きると思います。フジテレビが元気ないと本当にダメです。何も怖がらず、ホンマにフルスイングしていただいて...」
と期待を込めた。これにはタレントのYOUさんも「そうだね~、そうなったらいいんだけどねぇ」と同意。放送作家の福田雄一さんは「テレ朝の編成のまぁ偉い人が『フジテレビ元気になんねぇかな』って言ってましたね(笑)。やっぱりリーディングカンパニーとしていてほしいっていうのはあるみたいですよ」という裏話を明かした。
同番組にも出演していたお笑い芸人の土田晃之さんは11日放送のラジオ番組「土田晃之 日曜のへそ」(日本テレビ系)の中で千原さんの発言などに言及。「僕ら世代は、特にフジテレビのバラエティを観て育った」と言い、
「ダウンタウンさんだって、ウンナンさんだって、とんねるずさんだって、あの人たちが24歳で売れたって言ってるのは、全部、フジテレビなんですよね。ゴールデンで自分たちの冠番組を持ったってことだし。たけしさんだって、さんまさんだって、『オレたちひょうきん族』だし。タモリさんだって、『笑っていいとも!』だし...」
などと、ベテラン芸人たちがフジテレビから育った背景を語った。その上で、
「そういう意味で(フジテレビに)頑張ってもらって...あそこが強いジャイアンツみたいになって、他が頑張って切磋琢磨するって構図がやっぱり一番面白いって思いますけどね。今年、頑張ってもらいたいですけれども」
とフジテレビにエールを送った。