年越しライブや紅白歌合戦での演出についてサザンオールスターズの桑田佳祐さんが謝罪コメントを発表したことに、ファンの間では「すごくがっかりした。なんで謝るんだよ」と失望が広がっている。
作家の東浩紀さんからは「世間の顔色見すぎだよね」と批判され、フィフィさんからは「世間に言論の弾圧をされたというアピールにはなるよね」という皮肉な見方をされてしまった。
「謝らない桑田さん格好良かったのに」と失望
桑田さんと所属事務所アミューズは2015年1月15日、連名で謝罪文を発表。年越しライブで紫綬褒章をズボンのポケットから取り出し、オークションにかけるマネをしたとされるパフォーマンスについて、
「表現方法に充分な配慮が足りず、ジョークを織り込み、紫綬褒章の取り扱いにも不備があった為、不快な思いをされた方もいらっしゃいました。深く反省すると共に、ここに謹んでお詫び申し上げます」
と謝罪した。また、紅白に出演した際のチョビひげについては「お客様に楽しんで頂ければという意図であり、他意は全くございません」と釈明した。
一連のパフォーマンスは、「紫綬褒章への敬意を欠く」「安倍晋三首相をやゆしたのでは」と批判を浴びていた。11日にはアミューズが入居するビルの前に日の丸を掲げた集団が押し寄せ、「国民に向かって謝罪しろ、出てきて釈明しろ」と抗議活動を行う騒ぎに発展した。
今回の謝罪を受け、サザンファンからは、
「大人の事情なんだろうけど桑田佳祐さんガッカリだ」
「ロッカーなんだから謝る必要全くなし。この謝罪文で桑田さんにちょっとガッカリした」
「謝らない桑田さん格好良かったのに」
という声がツイッターなどネット上に広がっている。
謝罪へ追い込まれた形となったことに「カッコ悪すぎ」「とことん貫けばいいのに」という意見も目立つ。批判していた人たちからは「これで納得する愛国者は少ない」「自己保身だけを心配しただけで反省してない」とさらに追い打ちをかけられた。