勝間さんも「オンライン麻雀対戦ゲーム」で経験を積んだ!
そんな勝間和代さんのような、「プロ雀士になりたい」という人は、じつは増えているようだ。
最高位戦日本プロ麻雀協会によると、受験資格は18歳以上(ただし高校生は不可)。「プロ雀士」になるには、プロ試験(年2回開催)に合格するか、「最高位戦アカデミー」という研修会(年2回開催)に参加する方法などがある。
勝間さんは、この研修会を受講した。全8回のカリキュラムで、講義内容は麻雀の基本から実戦、同協会の歴史からプロ雀士としての資質などを幅広く身につけるほか、協会の目的と義務を遂行し、麻雀界の発展に貢献する意欲をみる。「プロ雀士としての見られ方などもお話しします」という。研修の最終日には、筆記試験と面接、実技試験がある。
現在、最高位戦日本プロ麻雀協会に所属する「プロ雀士」は約300人。クラス別のリーグ戦に分かれており、女子リーグの対局も組まれていて、覇を競っている。
同協会は、「かつて学生街などにあった雀荘の数も減り、麻雀人口は減少ぎみなのは確かですが、最近はインターネットで知的なオンライン対戦ゲームとして楽しむ、新たな麻雀世代が増えつつあります」という。
そういえば、勝間さんもオンラインゲームで麻雀を楽しんでいた一人だ。「きっかけはオンラインゲームでも、ゲームに参加しているうちに『自分の腕がどこまで通用するのか試したい』という人は増えています。当協会の会員(所属プロ)数も右肩上がりです」と話している。
とはいえ、「プロ雀士」といっても、給与がもらえるわけではないし、賞金だけで生計を立てることもむずかしい。厳しい世界でもある。