「iPhone 6」は30万円で売れるという噂も立った
中国に「iPhone」を持ち込めば高く売れるとして密輸が起きるのは今に始まったことではなく、新機種が出る度に繰り返されている。「iPhone 6」シリーズは14年9月19日に発売されたが、日本やシンガポールなどで発売前行列を作っていたのは中国人の転売業者が多いとして話題になった。中国でも「iPhone」人気が非常に高く、中国での販売がまだ始まっていなかったため、「iPhone 6」は日本円で30万円で売れるなどという噂まであった。
実際には「iPhone」の16GBは当初、61万元(約17万7000円)で転売されていたようだ。14年9月25日には上海の浦東空港で東京から訪れた日本人と中国人が大量に密輸しようとした疑いで、税関当局に摘発された。2人は7つのかばんに453台を入れて持ち込もうとし、端末の総額は200万元(約3500万円)超に相当すると報じられた。現在は中国でも発売が開始されていて転売価格は下がっているのだが、国内価格が高い上に携帯事業者と長期契約を結ばなければならないなどのデメリットから、香港からの密輸販売が続いているのだそうだ。