フジTV「めざまし」が「大胆取材」! 在日ムスリムに襲撃事件の「風刺画」見せて感想聞き回る

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「反吐が出るような残酷な行為」「卑劣極まりない」

   放送直後、インターネット上には「目を疑ったわ」などと違和感を示す声があがった。あるツイッターユーザーが

「さっきフジテレビが、ムハンマドの戯画を掲載したシャルリ・エブド紙の表紙を、在日のムスリムの方々に無理やり見せて感想を聞くという反吐が出るような残酷な行為をやっていた。当然、どの方も目を背けていらしたが、フジは、自分たちがどれほど彼らの心を踏み躙ったかわかっているのか?」

   と投稿すると注目を集め、14日15時時点で3700回以上リツイートされている。このツイートを受け、

「当該の戯画がムスリムの怒りの対象となっていることを承知しているだけに卑劣極まりない」
「フジテレビ報道局内に止める人や疑問を差し挟む人はいなかったの...」

などとフジテレビを批判する声がいくつも上がった。

   フジテレビ広報部はJ-CASTニュースの取材に対し「この件に関して、弊社に意見や問い合わせは、今のところ一切寄せられていません」と説明し、放送内容については

「フランスのテロ事件という大きなニュースにおいて、容疑者が動機として言及している風刺画について、イスラム教徒の方々がどのように受け止めているかは、公共性公益性の高いテーマであると考えています」
「宗教を風刺することに対してのお考えに一人一人差があることを想定し、取材対象者の方に、取材の前にその趣旨や目的について時間をかけて説明し、ご理解を十分に得た上で取材に応じていただいたものです」

とコメントした。

   なお「シャルリー・エブド」は12日(現地時間)、メディア向けに次号(14日発売)の表紙を公開した。「すべては許される」というメッセージのもと、ムハンマドが「Je Suis Charlie(私はシャルリー)」というカードを掲げながら涙を流す様子が描かれた風刺画だ。複数の報道によると、最新号は通常の50倍にあたる300万部の印刷となるという。

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