乗客2人の身柄を拘束
「警察を呼ぶ乗客もいたが、パイロットは離陸を強行しようとした。だから乗客は運航をやめさせようとして非常ドアを3つ開けた。パイロットは理性を失っており、出発させるというリスクを負うことはできなかった」
この結果、MU2036は空港の搭乗口に引き返さざるを得なくなり、欠航になった。
地元警察は、乗客25人のグループが事態を煽ったとして事情を聴いた。そのうち2人は、公の秩序を乱したとして15日間にわたって身柄を拘束されることになった。
14年12月には、バンコクから南京に向かっていた飛行機の中で中国人客が客室乗務員にカップ麺のお湯をかけるというトラブルがあり、国営英字紙が「野蛮人のよう」だと非難したばかり。それ以外にも、「早く降りたかった」と緊急脱出用の滑り台を作動させるなど、日本国内ではあり得ないトラブルが相次いでいる。