ガス大手3社、地域独占の終わり 水素ステーションや発電への対応急ぐ

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石炭火力発電所建設に大阪ガスも参加

   電力事業に意欲を見せるのは大阪ガスも同様だ。山口県でJパワーと宇部興産が手がける石炭火力発電所建設に大阪ガスも参加した。関西地方の現在のガスの顧客に対して電力を販売する準備も進める。2016年度に電力小売り、2017年度にガス小売りが予定通り全面自由化されれば、「家庭向けにガスと電力のセット販売」が可能になる。大きなビジネスチャンスでもあるが、攻め込まれて顧客を奪われかねないピンチでもある。大阪ガスの社内では、セット販売の売り込み方の研究が進められているという。

   名古屋市など中部圏で都市ガスを供給する東邦ガスは、特定地区内で熱と電気を一括管理するシステムを提供する計画を進める。まずモデル事業として、名古屋市港区の同社などの工場跡地に「スマートシティ」(環境配慮型都市)を、2017年をめどに建設する。地区内には商業施設や集合住宅、ゴルフ練習場などがあり、消費するガスや電力を「エネルギーセンター」と呼ぶ設備が制御する。

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