メタボより怖いといわれる サルコペニア肥満って何?

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筋肉量の減少は25歳頃から始まる

   サルコペニア肥満は高齢者に多いが、中高年世代も気にかけておいた方がよさそうだ。筋肉量が減るのは老化現象で、25歳頃から進行が始まるとされ、誰にでも起こりうる。サルコペニア肥満を未然に防ぎ、生涯健康でいるためには、足腰を中心に筋力を維持するための運動を続けることが大切だ。

   おすすめはスクワット。座って立ち上がる動作を繰り返すことで、太もも前の筋肉(大腿四頭筋)、お尻の筋肉(大臀筋)、ハムストリングスと呼ばれる太もも裏の筋肉群などを鍛えることができる。ただし、スクワットはフォームが悪いと、膝の関節を痛めやすい。一般的に、腰を後ろに引いて、膝がつま先より前に出ないように行うのがよい。また、椅子から立ち上がり、座る動作を繰り返す「椅子スクワット」でも筋力維持に役立つ。

   ちなみに、タレントの黒柳徹子さんも、スクワットを毎日欠かさず実践しているらしい。筋肉量を維持して、生涯健康に過ごしたい。

[アンチエイジング医師団 取材TEAM/監修:山田秀和 近畿大学医学部 奈良病院皮膚科教授、近畿大学アンチエイジングセンター 副センター長]


アンチエイジング医師団
「アンチエイジングに関する正確で、最新かつ有効な情報」を紹介・発信するためにアンチエイジング医学/医療の第一線に携わるドクターたちが結成。 放送・出版などの媒体や講演会・イベント等を通じて、世の中に安全で正しいアンチエイジング情報を伝え、真の健康長寿に向き合っていく。HPはhttp://www.doctors-anti-ageing.com

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