2014年(1~12月)の輸入車の新車販売台数(速報)は前年比3.4%増の29万196台だったことが、日本自動車輸入組合(JAIA)の調べでわかった。2015年1月8日に発表した。5年連続のプラスで、1997年以来17年ぶりの高水準という。国内登録車に占める割合は8.8%と過去最高を更新。市場での存在感が高まっている。
輸入車の首位は15年連続で独フォルクスワーゲン(VW)だった。主力車「ゴルフ」や小型車「ポロ」などの販売好調が続いて0.2%増えた。2位の独メルセデスベンツは初めて6万台を突破(13.2%増)。また、4位の独アウディ(9.5%増)など12のブランドが過去最高を更新した。
3位の独BMWは0.9%減の4万5645台だった。
なお、国産メーカーの海外生産車(いわゆる、逆輸入車)が円安の影響などで2年連続のマイナスで、輸入車全体では前年比2.9%減の33万5960台となり、5年ぶりに前年実績を下回った。