特殊詐欺の対策に「預金小切手」を推奨 名古屋銀行などに広がる

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   「オレオレ詐欺」などの特殊詐欺の被害が年々増え続けていることを受けて、金融機関では高額な現金を引き出そうとする高齢者らに「預金小切手」の利用を働きかける動きが広がってきている。2015年1月8日には名古屋銀行が、現金の代わりに「預金小切手」の利用を勧める取り組みを開始した。愛知県警が特殊詐欺の水際対策として要請していた。愛知県内では15の信用金庫の630支店で、「預金小切手」を手数料無料で勧めている。

   「預金小切手」は、換金時に本人確認などが必要。そのため、たとえば万一、詐欺の犯人に小切手が渡った場合でも、受取人として指定された人しか引き出せず、また受取人が高齢者と同じ金融機関に口座を持っていない場合、現金化には数日を要することから、被害を防ぐことができる。

   全国の警察などでは、14年夏から地元の金融機関に協力を求めていた。

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