民主党の代表選(2015年1月18日開票)を前に1月8日に東京・内幸町の日本記者クラブで開かれた公開討論会で、岡田克也元代表が細野豪志元幹事長とのクローズドな会話を暴露し、細野氏が「やや残念」などと反発する一幕があった。
公開討論会では、細野氏は一貫して他党との合併には否定的な立場だったが、岡田氏は
「私はよく覚えているが、選挙解散の目前、2日前ですね。(細野氏は)衆議院だけでも、みんなと民主と維新と合併すべきだという、かなり強い提案をされたんですね。あの話は一体何だったんだ、と。政治家は自分の言葉に責任を持つべきじゃないか」
と発言の整合性を追及。これに対して細野氏は
「やや残念。というのは政治家同士ですね、きちっとクローズドの場所で話したことを、こういう場所で公開で質問されるということ自体、わたしはちょっと、岡田さんらしからぬことをされたなと思います」
などと反発。「合併」発言については、
「選挙区調整という中途半端なすみ分けをするよりは、いろいろな可能性を模索すべきではないか」
という意味だったと釈明した。