スズキが再びダイハツ抜き燃費首位に トヨタのハイブリッドに並び「世界一」

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抜かれたら半年以内に抜き返せ

   軽の燃費性能をめぐっては、スズキとダイハツが2011年秋以降、数か月単位で抜きつ抜かれつの激しい競争を繰り広げている。スズキの鈴木修会長兼社長はスズキがライバルに抜かれた場合、「6か月以内に追いつかなければならない」と公言していたが、今回はまさに公約通りリベンジを果たしたことになる。

   軽自動車は「軽量化を優先するため、モーターや電池を積むHV化は難しい」(軽メーカー開発者)とされている。このため軽はガソリンエンジンの改良や軽量化で燃費を稼ぎ、リッターカー以上の小型・普通車はHVやディーゼルエンジンを積むことで、燃費を向上させるのが主流となっている。

   HVの世界では、トヨタアクアをホンダの「フィットハイブリッド」(36.4キロ)が僅差で追っており、こちらも熾烈な首位争いをしている。アルトの37.0キロ達成で、HVはもちろん、軽自動車もリッター40キロの低燃費の実現が視野に入ってきた。今のところ、この頂上レースに参加しているのはトヨタ、ホンダ、スズキ、ダイハツの4社だ。日本メーカーのさらなる一手が注目される。

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