毛髪やビニールなど混入認めるも、「頻度は答えられない」
イモ虫混入を報じた文春の記事によると、ワタミの異物混入報告書では、毛髪やビニールなどの弁当混入が頻繁に見つかっているとの記述があった。ワタミの弁当製造業者社員は、文春の取材に対し、毎月100件近く異物が見つかっていると証言したという。
イモ虫については、13年12月4日に埼玉県内の工場で製造された弁当に見つかり、調査の報告書では、惣菜に使われた白菜に着いていた可能性が高いとの記述があった。
今回ネジ混入が分かった工場でも、14年10~11月に毛髪や草の茎の混入が見つかったと文春は報じている。
ワタミの広報グループでは、ネジ混入について、スタッフが配達中にも考えにくいとJ-CASTニュースの取材に説明した。
「工場で宅配弁当にビニール状のふたをしますので、スタッフが破くのは現実的ではありません。高齢者の方がいないときも、カギ付ボックスで玄関先に置きますので、だれかがイタズラして入れることもできないと思います」
同じ工場の弁当を出荷停止にしたり、ネジ混入を公表したりしなかったことについては、「製造工程での混入の可能性は極めて低く、ほかのお客さまからもネジ混入の指摘がなかったためです」と説明した。
また、この工場で毛髪や草の茎の混入があったかについては、事実だと認めた。ほかの工場でも、毛髪やビニール、植物片の混入が過去にあったことは認めたものの、どのくらいの頻度であるのかついては、「公表していませんので、お答え致しかねます」と言っている。