「どういう可能性かは申し上げるべきでない」
「人の歯」混入は、ネット上でどうしてそうなったのかと話題になり、「店員の歯がフライヤーに混入したとかかな」「これは自分の歯じゃねーのか・・・??」「フライされてたから被害者の歯ではない」などと議論になっている。
日本マクドナルドは1月7日、異物混入報告が続く問題で幹部らが記者会見し、「人の歯」混入についても説明した。
会見などによると、ポテトはアメリカの工場で作っているが、従業員は必ずマスクをしており、インタビューでも歯が抜けたケースは見つからなかった。店舗での従業員インタビューでも、歯が抜けたケースはなかったという。検査結果でも、歯を油で揚げていた形跡は見つからず、「どこで混入か判明していない」と述べた。
店長が「フライされていた」と話したと報じられたことについては、「確認したところ、店長は一切言っていないとのことでした」と答えた。
結局、「人の歯」混入の原因は何かと問われると、製造過程や店舗での混入は考え難いとしたうえで、「どういう可能性かは申し上げるべきでないと考えています」とだけ話した。
この日の会見では、福島県郡山市内の店舗で14年12月19日にサンデーチョコレートにプラスチック片が混入し、女児が口の中を切るけがをしたことについては、明確な調査結果を明らかにした。保健所の人が来て、ソフトクリームフリーザーを分解したところ一部破損が分かったというのだ。しかし、青森県三沢市内の店舗で15年1月3日、チキンナゲットにビニール片が混入していたことなど数件の混入報告については、調査中などとして原因不明とするケースが多かった。