フィギュアスケート元世界女王の安藤美姫さん(27)が娘の写真を公開し、2015年元旦の大きな話題となった。
これまで頑なに避けてきた「顔出し」を決断した理由について、安藤さんはその後「あまり隠し事をしたくないから」と説明している。
「顔だけは撮ってあげないで欲しい」とマスコミにお願い
1月1日、安藤さんは写真共有サービス「インスタグラム」で恋人のハビエル・フェルナンデス選手(23)と愛娘ひまわりちゃん(1)と写るスリーショット写真を公開した。新年の挨拶として投稿したもので、ハビエル選手も同じ写真を自身のインスタグラムにアップした。
ひまわりちゃんの写真はこれまでにも投稿されていたが、いずれも後姿のものだった。それもそのはず、安藤さんは出産を公表してから1か月後の記者会見(13年8月)で次のように話していたのだ。
「『なぜ、顔を見せないんだ』っていう方が多いかと思うんですけど、それは日本は安全な国って言われてますけど、誘拐とか知らない所で殺人とかいろいろありますので、そういったことから守りたいなと思い、顔は伏せています」
有名人の子供だと分かれば、犯罪に巻き込まれる可能性も高まるだろう。そのため安藤さんはマスコミの要望があっても顔を見せないことにこだわったのだ。その上で会見では、
「後ろから撮られたり(するのは)しょうがないかもしれませんが、顔だけは撮ってあげないで欲しいなというのは、母親としてのお願いです。彼女はこれから未来があります。これからが彼女の素晴らしい人生の始まりだと思いますので本当にご了承ください」
とまでマスコミ各社に念押ししていた。
安藤さんに限らず、子供の顔を出さない有名人は少なくない。たとえば「ママタレ」として活躍している元モーニング娘。の辻希美さん(27)も、ブログに載せる際は目にモザイクを施したり、顔が写らない角度から撮影したりしている。犯罪対策もあるだろうが、写真の悪用防止という意味もあるのだろう。
ところがどういうわけか、安藤さんは新年早々「顔出し」に踏み切った。インスタグラムに批判的なコメントが寄せられると翌2日には「私の事が心から嫌いなのであれば見なければいいし、気にしなければいいのではないでしょうか?」などと反論。そして6日には、スリーショット写真の掲載理由を説明した。