「一時的に止めるだけで印象全然違うのに馬鹿だよねぇ」
日本マクドナルドの対応がこれほどまでに注目されるのは、「チキンマックナゲット」が人気メニューということだけではない。つい1か月前に、「ペヤング ソースやきそば」を販売する、まるか食品が「ペヤング ハーフ&ハーフ激辛やきそば」に虫のような異物が混入していた問題で、初動を誤ったために今なお販売中止のままになっていることがあるからだ。
それでなくとも、日本マクドナルドは2014年夏の中国の消費期限切れの鶏肉使用問題をきっかけに売り上げが大きく落ち込んでいて、14年11月まで5か月連続で2桁のマイナスとなっている。もう、いま以上のイメージダウンは避けたいところだ。
とはいえ、次々に明るみになってきた日本マクドナルドの不手際にインターネットでは、
「ふつう、異物混入の原因が不明だから販売を停止するのにね」
「ほんと、誠意がないよね」
「中国からタイに切り替えて食の安心・安全をアピールしたのに、この初動対応って??? なさけなくなる」
「ホントはめずらしくないんじゃね。これって」
「一時的に止めるだけで印象全然違うのに馬鹿だよねぇ」
などといった、批判的な声が寄せられている。
日本マクドナルドは、2015年1月3日の三沢店については「現在、検査機関で異物の成分分析などを行っているところで、その後、混入の経緯なども明らかにしていきます」としているが、年末の東陽町駅前店のケースには、「お客さまから預かった異物の紛失といい、報告の遅れといい、対応を間違えたことについては申し訳ありません。今後はこうした案件の報告を周知徹底するよう努めていきます」と話している。