平均年齢上がり、年収下がってもCAの人気は高い
ここ半年ほどで3人の女性が「CA」を名乗ってメディア露出を果たしたことになるが、CAの待遇はこの10年ほどの間にかなり様変わりしたようだ。
JALとANAの有価証券報告書によると、13年3月31日時点でJALのCAの平均年齢は36.2歳、平均年収は459万8000円だった。ANAは32.1歳、449万5000円だった。これに対して10年前の03年3月31日のデータを見ると、JALは34.7歳、703万4000円で、ANAは29.0歳、517万1000円。
ここ10年ほどで平均年齢は上昇する半面で平均年収は減少しており、総じて労働環境は厳しさを増している。賃金面では、経営破たんを経験したJALの引き下げぶりが目立っている。
それでもCAという職業の人気は盤石なようだ。「ダイヤモンド就活ナビ」の14年人気企業ランキングでは、文系女子の部でANAが6位、JALが10位にランクイン。両社の事務職の人気も高いが、CAという仕事への人気も反映していると言える。