フジテレビの大人気アニメ「サザエさん」の登場人物、花沢花子(花沢さん)の声優が変更になった、とネットで大騒ぎになっている。2015年1月4日放送分の紹介では、これまで演じていた山本圭子さん(71)の名前は無く、一龍斎貞友さん(56)に変わっている。
1969年から放送が続く「サザエさん」だが、山本さんは花沢さん役の2代目にあたる。ネットのフリー百科事典ともいえる「ウィキペディア」でも3代目は一龍斎さんに書き換えられたが、真相は...。
ウィキペディアで「3代目の花沢さんは一龍斎貞友」
花沢さんは磯野カツオの同級生で家は不動産屋という設定の、だみ声の人気キャラ。カツオに恋心を抱き、将来はカツオのお嫁さんを夢見ている。2代目の山本さんは「天才バカボン」のバカボン、「モーレツア太郎」のア太郎、「ゲゲゲの鬼太郎」の砂かけ婆といった当たり役や数多くのナレーションを手掛けてきた声優界の重鎮だ。しかし、山本さんの名前が新年第1回放送の「サザエさん」から消えていたのだ。「ウィキペディア」でも、花沢さんの声の歴代出演者が、秋元千賀子→山本圭子→一龍斎貞友と書き換えられた。
「サザエさん」の声優といえば2014年1月、磯野波平役だった永井一郎さんが82歳で没し、茶風林さん(53)に変更された。テレビ朝日系「ドラえもん」といった長寿アニメは声優の高齢化などを理由に交代するのは珍しいことではない。ただ、いきなりの変更にツイッターなどには、
「山本圭子ご高齢ですし、昨年いっぱいで降板なのかなあ?」
「ひっそり変わる時ってのは嫌なイメージしかないな」
「誰か山本圭子さんの情報持ってる人はいないすかね... ご病気?降板?それとも...」
などといった書き込みが出て大騒ぎになった。