有楽町周辺から「聖地」広がる
これに続く「5億円以上7億円未満」も「表参道新潟館ネスパス」「香川・愛媛せとうち旬彩館」「かごしま遊楽館」など5店あった。一方、52店舗のうち11店舗は3000万円未満の売り上げしかなかった。
アンテナショップは運営に自治体がタッチしており、売り上げの多寡にあまり意味はないとの指摘もある。しかし、「どれだけ売れるかは、その地方への関心の高さのバロメーター」(関係者)ともいえるだけに、知名度を上げたい自治体の出店は今も相次いでいる。
2014年4月時点で52店舗だったのが12月11日時点で56店舗に増加した。アンテナショップといえば有楽町駅周辺が「聖地」だが、最近の出店の特徴として、有楽町から銀座や日本橋、新橋へと出店エリアが拡大しているという。センターは「顧客が回遊することで相乗効果を上げている」とみており、このエリアでは今後も増加が見込まれそうだ。