プロ写真家が届ける清水寺の「今」
実はこのアカウント、清水寺が2013年10月にオープンさせた特設サイト「清水へ参る道」のコンテンツの1つになっている。サイトは、これまであまり知られていなかった清水寺の姿を紹介するという位置づけで、Instagramは清水寺の「今」を伝えるコンテンツとして新たに仲間入りした。同時期にはメディアミックスブログサービス「Tumblr(タンブラー)」のアカウントも新コンテンツとして追加されている。
長い歴史を持つ清水寺が突然話題のSNSに乗り出したかと思われたが、以前から積極的に行っているWeb発信の一環だったようだ。
大西さんによると、アカウントは清水寺の年間行事の一つである「千日詣り」(8月9日~16日)の際に開設したそうだ。ちなみに写真を担当しているのは、お坊さんではなく、特設サイトの写真も担当している「ディスカバリー号」(名古屋市)代表の須藤和也氏だという。
大反響に大西さんは、
「参拝頂き、仏の対峙する事で自分や誰かの為に祈る、自然や諸堂の景観に触れ心穏やかとする、その瞬間、一時は少なくとも心に平和が存在すると考えます。その縁を少しでも多くの方に共有して頂きたい、同アカウントがその道しるべとしての役目を果たす事を願っています」
と話している。