「今年一番腹が立ったニュース」――J-CASTニュースが2014年12月24日から実施した読者アンケートは31日までに4000票以上、50近いコメントを集め、いまだ反響が寄せられている。
2014年、読者の最も腹が立ったニュースはやはりと言うべきか、「朝日新聞、『誤報』謝罪」だった。得票数2000票以上と総得票数のおよそ半分を占め、相変わらず高い関心、深い怒りをうかがわせた。
コメント欄でも、
「朝日新聞のこれまでの報道姿勢と、誠実さが足りない謝罪対応には、他のニュースより腹立たしく感じている」
「捏造に近い記事で日本人を醜い人種と世界に認知させた罪は大きい」
と厳しい声が続々と寄せられている。
3位は「STAP細胞」問題
ネットの声を追い風に、しばしば朝日新聞を攻撃する安倍首相にも非難の矛先は向けられている。得票数では大きく下回るものの「『大義なき』衆院解散」が次点にランクインした。
コメントは、
「(腹が立つのは)まだしばらくは、安倍総理の顔を見なければならないこと」
「アベノミクスに伴った【生活】への様々な弊害 このリアルな危機感に比べれば他の騒動など余裕でスルーできる」
と手厳しい。「消費増税」や「集団的自衛権」「特定秘密保護法」「原発再稼働」など安倍政権の進める政策に批判的な読者からはこれらのテーマが選択肢の中に無かったことに対する怒りのメッセージも届いた。
安倍首相が会見で解散総選挙を表明した18日のニュース記事「安倍首相、11月21日解散を表明 『大義』は『代表なくして課税なし』」のコメント欄でも解散の時期を疑問視する声で溢れている。
その他、3位につけた「STAP細胞」問題についても
「科学と日本の信用を著しく傷つけ莫大な費用、時間、人材を無駄に費やすことになった細胞
」 「日本の科学技術の信用を落とし、多額の税金を無駄遣いし死人まで出した」
との声が出ている。