日本スケート連盟は2014年12月30日、腹痛により精密検査を受けていたフィギュアスケート男子の羽生結弦選手(20)=ANA=の診断結果が「尿膜管遺残症」で、同日手術を行ったと発表した。12月上旬のグランプリファイナル(バルセロナ)から腹痛が続き、都内で精密検査を受けていた。
術後は約2週間の入院治療と約1か月間の安静加療が必要といい、15年3月に中国・上海で行われる世界選手権の出場にも影響が出てきそうだ。
尿膜管遺残症とは生まれた後には消えてなくなるはずの胎児期の器官「尿膜管」が残っていることにより生じる病気。痛みや発熱だけでなく、へそから分泌物や膿(うみ)が出ることもある。