一瞬戸惑ったような表情を見せる
ところがそれから8年、台湾でのSMAP公演は、現在にいたるまで実現していない。後輩の嵐が複数回のコンサートを行っているのとは対照的だ。さらにこの間2011年、SMAPは中国・北京でのコンサートを敢行している。この模様は台湾でも大きく取り上げられたが、「日中友好」という建前があったとはいえ、長年応援してきた現地ファンからは中国本土が優先されたことに不満の声もあったと伝えられる。
「台湾でコンサートをやる予定はおありでしょうか?」
30日、台湾メディアからこんな質問が飛んだのは、そうした背景があってのことだ。この囲み取材では、「今年1年を振り返って......」「クリスマスの過ごし方は......」など、いわば「ぬるい」質問がほとんど。それだけに、メンバーも一瞬戸惑ったような表情を見せた。木村さんも「あのー......」としばし言葉に詰まる。
しかし上記の通り、木村さんの答えは台湾公演への意欲をうかがわせるもので、質問した記者からも、「楽しみにしております」と笑顔がこぼれた。このやりとりが現地メディアで伝えられれば、「哈日族」の間で大きな反響を呼ぶことが予想される。