キアヌ・リーブスが韓国人ギャング団に「三流のチンピラ」
ハリウッド映画での描かれ方に、韓国の人々が文句を言うのはこれが初めてではない。2010年3月22日付のエンタメ情報サイト「スポーツ・ソウル」の記事では、韓国人を侮辱するかのようなセリフや場面のあったという作品を列挙している。
2008年公開の「ストリート・キングス」で、警官に扮する米俳優キアヌ・リーブスが韓国人ギャング団を相手に言う、「顔付きは東洋人なのに白人の身なりに黒人の語り口」「君たちは不法な武器を使う三流のチンピラ」というセリフが韓国人々の反感を買ったようだ。
1995年に公開された、ウイルス発生による感染症のパニックを描いた映画「アウトブレイク」の場合、「韓国を致命的ウイルスの震源地と描写して韓国観客の怒りを買った。劇中、米国全域を襲ったウイルスの宿主が猿で、この猿が乗っていた密輸船が『太極号』だった」と書かれている。「太極」を表す図は韓国の国旗に取り入れられており、いわば国のシンボルだ。
同記事では、「ハリウッドの誤解と偏見、それを破ることができる方法を模索しなければならない」と締めくくっている。