構内の自転車移動全面禁止で揉める大阪市立大 事故を防ぐには仕方のない措置なのか

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「これ以上学生を危険な目に合わせることはできないということです」

   増田准教授に電話で話を聞いてみた。

   准教授によると、学長の諮問機関は初めから全面禁止を「報告事項」として論じていて、学生委員会との折衝もなくトップダウンで決定したようだ、という。

「学生委員会では大学側のやり方に多くが反対していたようですし、署名活動まで行っていたのに、それを袖にするのがまず納得がいかない。実は、我々職員の問題でもあり、橋下市長になって以降は各学部の方向性とか人事に至るまで現場の意見ではなくトップダウンで決まるようになったように感じる。学生だけの問題ではないのです」

   杉本キャンパス防犯対策等会議の担当者はこの件について、

「もともと自転車マナーが悪く苦情も多かった。衝突事故も起き、これ以上学生を危険な目に合わせることはできないということです。学長が独断で全面禁止を決めたと批判が出ているようですがそれは間違いで、我々が広く意見を聞いて総合的に判断した結果です」

と説明している。

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