東京証券取引所市場第1部に上場している、総合スーパー「ダイエー」の株式が2014年12月26日に廃止される。15年1月1日付でイオンの完全子会社となるのに伴う措置で、「ダイエー」の店名も19年2月末をめどになくなる。
同社は1971年にスーパーとしては初めて、大阪証券取引所市場第2部に上場。翌年、東証にも上場した。「流通革命」を旗印に、バブル経済の最盛期には売上高3兆円超(95年2月期)、株価が1株3000円台に乗せた。しかし、その後は過剰投資などで経営が悪化。産業再生機構入りを経て丸紅とイオンが再建に乗り出し、2013年にイオンがダイエーの筆頭株主となった。