関西電力、家庭向け電気料金10%強値上げ 経済産業省に申請

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   関西電力は、電気料金の値上げを経済産業省に申請したと、2014年12月24日に発表した。実施は2015年4月1日の予定。値上げの幅は、家庭向き料金が平均10.23%、企業向け料金が13.93%。一般家庭の電気料金は、1か月の使用量300キロワット時(燃料費調整額を除く)の場合で、現行の7611円から744円値上がりして8355円になる。

   関電は2013年に経営効率化と、高浜原子力発電所3、4号機と大飯原子力発電所3、4号機の再稼動を前提に、電気料金の値上げを実施。しかし、現時点では再稼働のめどが立っておらず、火力発電の燃料費などの負担が大幅に増えている。そのため、原子力発電所の停止に伴うコスト増を現行の電気料金の水準で賄うことは極めて困難として、今回の値上げを決定したとしている。

   また、関電は原子力発電所の再稼働が遅れたことに伴う影響で、2016年3月期が5期連続の赤字になる恐れがある。

   値上げが実現すれば東日本大震災以降2度目で、再値上げは北海道電力に次いで2社目になる。

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