NHK紅白歌合戦、曲目巡り調整難航 長渕剛、May J.、中森明菜の動向が焦点?

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   大みそか恒例のNHK紅白歌合戦の情報を伝える公式LINEアカウントから、ちょっと弱気な書き込みが続いている。放送が1週間後に迫るなか、最大の関心事だと言える曲順や楽曲名は発表されないまま。調整は難航しているようだ。

   正式発表前にスポーツ紙などで報道されている内容を意識したのか、「『NHK関係者』って便利な言葉ですよね」といった意味深な書き込みもみられる。

「アナと雪の女王」関連楽曲はどうなる

紅白で披露される楽曲は一両日中に発表される見通しだ
紅白で披露される楽曲は一両日中に発表される見通しだ

   現時点で、スポーツ紙や週刊誌が大きく報道している紅白の話題は大きく3つ。ひとつが、長渕剛さん(58)についてだ。12月21日朝、複数のスポーツ紙が、長渕さんが完成したばかりの新曲「明日へ続く道」を披露することになったと報じている。これには続きがあり、翌22日に東京スポーツは「直前まで歌唱曲をめぐり双方が大モメしていたことが判明」と報じている。東スポによると、当初は1990年リリースのアルバムに収録された「Myself」を歌うことでNHKと長渕さん側は合意していたが、12月に入ってから長渕さんが「昨日の夜にすげぇイイ曲できたんだよね」などと新曲を紅白で披露することを主張したという。

   ふたつ目が、ディズニー映画「アナと雪の女王」関連楽曲の扱いだ。日刊スポーツが12月22日に報じたところによると、まず神田沙也加さん(28)と米歌手イディナ・メンゼルさん(43)が米ニューヨークから歌い、引き続いてNHKホールからMay J.さん(29)を含む出場歌手全員で「レット・イット・ゴー ~ありのままで~」の日本語詞バージョンを歌うという。レット・イット・ゴーを全員で歌うとなると、初出場のMay J.さんの「見せ場」がなくなってしまうという声も多い。

   三つ目が、活動休止が続いている中森明菜さん(49)。12月22日発売の週刊ポスト1月9日号によると、NHKが中森さんの「紅白電撃復帰」を仕掛けているとして、「NHK関係者」がこう話している

「本来は1年後の紅白出演を見越しての話だったが、明菜も番組(編注:中森さんを特集した11月15日放送の『SONGS』)の好反響を知って前向きになった。サプライズ出演の交渉が重ねられたが、そう簡単にいかない事情もいろいろあった」

   この「事情」とは、(1)中森さんの録画出演を認めるか(2)「因縁」があるとされる松田聖子さんとの共演をどうするか、といったことを指しているという。

「人生いろいろ紅白もいろいろありまして」発表遅れる

   これらの動きは、12月21日から22日にかけて、立て続けに報じられている。紅白の「中の人」もこういった動きを意識しているようだ。

   紅白のLINEアカウントでは、新たに発表された情報や、PR番組「紅白宣伝部」の報道予定などを告知している。12月21日未明の番組終了直後には、

「本当はいろいろと発表できる予定だったのですが人生いろいろ紅白もいろいろありまして できませんでしたスミマセン」

と書き込んだ。やはり発表直前で調整が難航しているようだ。12月22日夕方には、「ワイプ」と呼ばれる画面の切り取り方におかんむりだった。

「ワイプに激おこなNHK紅白歌合戦の公式LINEです。『NHK関係者』って便利な言葉ですよね」

12月23日夜には「なんでもニュースになるのねと思ふ」、24日朝には「色々つらたん」(編注:「色々つらい」の意)と、疲労がたまっているようにも見える。

   13年の紅白の曲順や曲名の発表は12月26日だった。14年についても、あと数日で明らかになるとみられる。

   紅白ではLINEで情報が送られてくる以外に、スマートフォン向けアプリに「歌手・出演通知」を新たに備えた。出演者一覧からお気に入りの歌手にチェックを入れておけば、出演数分前になると通知が来る、という仕組みだ。万が一民放を見ていたとしても、お気に入りの歌手は見逃さずにすむ、というわけだ。

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