怪しいレターパックが届いたら相手にせずすぐに相談を
こうした地方銀行を名乗る詐欺行為は全国に広がっている。14年12月中旬には山口県岩国市で80代女性、青森市の60歳代女性、八戸市の70歳代女性が狙われたいう報道が出ている。北海道でも起こっているようで、ある地方銀行では「警察に相談し、捜査に委ねている」と取材に語った。
国民生活センターにも相談が寄せられている。「あなたの個人情報が漏れているからキャッシュカードを交換しなければならない」などといった電話があり、偽のカード入りのレターパックが郵送されてきた、というものだ。国民生活センターの担当者は、
「馴染みが深い地方銀行の名前を出せばお年寄りを騙せるかもしれないと狙っている可能性がある。怪しいレターパックが届いたら相手にせず、すぐに警察やセンターに相談してほしい」
と話している。