「9条にノーベル賞を」署名活動の韓国人識者 暗殺者安重根の思想を受け継ぐ、とサイトで言明

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「安重根の思想が平和憲法への流れになった」

   韓国委員会のサイトでは、なんと日本の初代首相を暗殺した安重根の思想を受け継ぐと言明していたからだ。

   その12月18日付の記事を見ると、署名活動の背景と経過の報告文は、次のように書かれているとあった。

「かつて1世紀前に、欧米帝国主義勢力の東アジア侵略に対抗するために、韓国、日本、中国の和解と協力をテーマに、安重根先生が示された東洋平和の思想、そして、東アジアと人類の平和、自尊心を前面に出した三・一運動の精神を私たちは受け継いだ。難しい韓日関係に真の親善と友情の橋を架けるために、日本国憲法9条のノーベル平和賞を推す署名活動に参加する」

   そのうえで、記事では、「安重根先生の東洋平和の思想と三・一運動の精神が、日本の平和憲法のような思想の流れの上にある」ということも報告文で明確にしたとつづっている。

   韓国では、日本とは違って、安重根を英雄だととらえている。

   韓国の通信社「聯合ニュース」の記事によると、韓国の映画製作会社は12月16日、安重根が伊藤博文を暗殺して処刑されるまでを描く映画「英雄・安重根」を作ると発表した。発表会で、韓国人の監督は、安重根がなぜ伊藤博文を襲撃したかを明確に描くとして、「極右勢力を率いる安倍首相は、安重根の弾丸を忘れてはならない」と語ったという。

   映画の製作には、社団法人「安重根平和財団青年アカデミー」が支援することになっている。

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