「正恩暗殺映画」、テロ予告でお蔵入り ソニーは「北朝鮮」に屈服したのか

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北朝鮮はSPEが「当然の罰を受けなければならない」と主張していた

   GOPと北朝鮮とのつながりは明らかではなく、北朝鮮は11月24日のサイバー攻撃への直接的な関与を否定している。だが、関与を否定する北朝鮮の談話ではSPEを執拗に攻撃しており、北朝鮮が第三者に攻撃させたとも読める内容だ。

   談話は、12月7日に朝鮮中央通信が「謀略とねつ造にたけている南朝鮮のかいらい当局を糾弾」と題して配信。国防委員会政策局の談話という体裁で、その中には「ソニー・ピクチャーズ」という社名が8回も登場している。SPEについては

「米国のどこに位置しており、またどんな悪行をしでかして致命的なひどい目にあっているかということについて全部は知らず、あえてそれについて知る必要を大きく感じていない」

と、「知らぬ存ぜぬ」を装う一方で、「当然の罰を受けなければならない」と、何らかの報復を示唆している。

「先日から米行政府の対朝鮮敵視政策に便乗してわれわれの最高の尊厳を謗り、テロをあおり立てる不純な映画を制作して放映しようとした映画制作普及社」
「当然の罰を受けなければならないというのが我々の変わらない立場」

   加えて、サイバー攻撃を行った犯人についても妙に断定的だ。

「われわれのこの(連帯して米国や連合国を相手に戦おうという)アピールに応えて立ち上がったわれわれの支持者、同情者の義に徹する所業であるのが確かである」
「われわれには、米国の汚らわしい映画制作普及社である『ソニー・ピクチャーズ』に対する打撃を加えている『平和の守護者』だけでなく、世界の各地に数億、数千万の支持者、同情者がいる」

   北朝鮮がなんらかの事情を把握しているとも解釈でき、「中国をはじめとする第三国経由で攻撃した」という見方も出ている。米メディアによると、米当局はサイバー攻撃への北朝鮮の関与を断定したという。

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