「スーパーIT学生」の異名を持つ男子大学生のTehuさん(20)が、自分とデートする権利を3万円で売りますとネットサービスでうたったことで物議を醸している。Tehuさん側は、取材に対し、ユーモアだったと釈明している。
慶大環境情報学部1年のTehuさんは、デジタルクリエイターとしても活動している。灘中学時代に開発したiPhone用の無料アプリ「健康計算機」がダウンロード数で世界3位になってから、ネット上で有名になった。
「『JKお散歩』が規制されて思い付いた」
Tehuさんは、手数料無料の決済サービスサイト「SPIKE」を使って、「Tehuとデート」とするページを作った。女子高生(JK)が有料で男性客と散歩するサービス「JKお散歩」が一時期話題になったことにちなんで、「DD(=男子大学生)お散歩」と名付けてあった。
ページでは、3万円の料金設定とし、申し込みの対象は「女性のみ」にした。Tehuさん自身も、緑色のポットを持ったカジュアルな服装の上半身写真を載せていた。JKお散歩が警視庁の補導対象になるなど規制されたことを受けて、考え付いたという。
このページは、2014年12月15日ごろになって、ネット上で話題になった。一部の情報サイトに取り上げられ、警察に届け出をしていなければ、風営法違反ではないかと指摘されたからだ。ネット上でも、「寒すぎ」「なに勘違いしてんだよ」といった声が相次いだ。
Tehuさんは、同じ慶大生が小学4年生を自称して解散・総選挙を批判するサイトを公開したとき、外注でサイトを一部作ったことから批判されて謝罪した経緯がある。
もしこのページで本当にお金を取ることになれば、法律に触れることはあるのだろうか。